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終わりよければすべて良し
2017年05月22日
朝起きてからその日のすべてのことが後手後手に回り、「今日はなんてついてない日なんだ!」と心が折れそうになることがある。
電車で移動しないといけないときにホームに駆け上がったら、乗りたかった電車が出てしまった・・・とか
約束があるのに、自分の行動がどんくさくて約束の時間に遅れてしまう・・・そんな日に限って携帯電話を家において出てしまった・・・とか
買ったばかりの白い服を着ていることを忘れ、昼食についミートソーススパゲッテイを注文してソースを飛ばしてしまった・・・とか
特に上記のことが一度に起こってしまった日は、最悪!と運命が呪われてるような気分になって落ち込む(大げさ(^^;)
打ちひしがれながらの帰り道、今日の夕飯何にしよう・・しかし、全くメニューが浮かばない・・・
ため息が出そう・・・と思ったその瞬間!いつもは閉まっている餃子屋さんが開いてる!!!
無事、夕飯をゲットしてルンルン気分!(^^)!
足取りも軽やかに帰路に就くが、その時には朝からのついていない出来事がチャラになっている。
心理学にダニエル・カーネマンが提唱する「ピークエンドの法則」という法則がある。
物事には、「ピーク(絶頂期)」と「エンド(終わり方)」の印象が大切という考え方で、
簡単に言えば、最終的に良い印象が残れば人間は満足するという思考傾向のこと。
人との出会いにおいても去り際に良い印象を残すと相手に好印象を印象付けることができると言われている。
「立つ鳥跡を濁さず」という諺もあるので、去り際の態度にその人の人間性が出るということかもしれない。
かの有名なウイリアム・シェイクスピアも「終わりよければ全てよし(All’s Well That Ends Well)」という
戯曲を残しているそうな・・・但し、主人公にとっては、ハッピーエンドには終わらない内容であまり公演されていないとのこと。
我々が一般的に使う意味合いとは少々違って使われているが、物事をきれいな形で終わらせるというところでは似ているかもしれません。
「ピークエンドの法則」「立つ鳥跡を濁さず」等々、知っていれば日常生活のいろいろな場面で好印象を残せたり
ハッピーな気分で1日を終われるかもしれません。